Transcribe the Imagination
第16章 **Cream puff
「俺、潤が殴られたり蹴られてる所、
倉庫の裏でずっと見てたんだ。
助けたかったけど足は動いてくれないし、
潤はやり返さないし…。
どんどん怪我していく潤を見て
泣いてるしかなくて…。」
そう言いながら泣いてくれた。
俺の為に、涙を流してくれた。
「翔、もういいよ」
「でもっ」
「いいんだよ、おいで」
戸惑いながらも俺の腕に収まる翔。
「翔、好きだよ」
ギューと抱きしめる。
「うぅ、潤…好きぃ」
「翔、俺はね、どんなに殴られても、蹴られても全然痛くないんだよ」
「へ?」
しっかり目を合した。
「翔が殴られる方が、痛くて辛い」
「潤……俺も、俺もっ」
嗚咽を漏らしながら、
必死に俺に伝えてくれた。
「ありがとう」
お礼を言うと翔は微笑って
「ありがとうっ」
と、俺にお礼を言ってくれた。
それが凄く嬉しくて、また翔を抱きしめた。
「あ、翔の傷の手当てしないと」
「潤の傷が先でしょ」
翔に支えられながら、
立ち上がると保健室に足を進めた。
倉庫の裏でずっと見てたんだ。
助けたかったけど足は動いてくれないし、
潤はやり返さないし…。
どんどん怪我していく潤を見て
泣いてるしかなくて…。」
そう言いながら泣いてくれた。
俺の為に、涙を流してくれた。
「翔、もういいよ」
「でもっ」
「いいんだよ、おいで」
戸惑いながらも俺の腕に収まる翔。
「翔、好きだよ」
ギューと抱きしめる。
「うぅ、潤…好きぃ」
「翔、俺はね、どんなに殴られても、蹴られても全然痛くないんだよ」
「へ?」
しっかり目を合した。
「翔が殴られる方が、痛くて辛い」
「潤……俺も、俺もっ」
嗚咽を漏らしながら、
必死に俺に伝えてくれた。
「ありがとう」
お礼を言うと翔は微笑って
「ありがとうっ」
と、俺にお礼を言ってくれた。
それが凄く嬉しくて、また翔を抱きしめた。
「あ、翔の傷の手当てしないと」
「潤の傷が先でしょ」
翔に支えられながら、
立ち上がると保健室に足を進めた。