Transcribe the Imagination
第16章 **Cream puff
「うわー、やらかしたなー」
保健の森山に言われた。
「うっせ」
「先生、潤の手当て、お願いします」
「え?会長?え、サボり?」
「えっと…」
バチッと目が合った。
「はい、サボりです」
微笑って森山に言った。
「へえ、会長がねー。珍しっ」
「体育倉庫に用具を片付けに行ったら、校舎裏で潤が倒れていたのでつい、サボっちゃいました」
俺の後ろに立って、
森山から見えないように裾を握ってた。
なんて、可愛いんだ。
「なら、仕方ないね。松本は暫く大人しくしてるかと思ったらまーたこれだからなぁ」
「勝手に殴ってきたんだよ」
森山は少ない俺の理解者。
「また、アイツらかよ」
消毒液をドバッと擦り傷にかけた。
「バカバカバカ!何してんだよ!」
「あー、ごめ―」
「あぁっ、潤、大丈夫?痛いよね…」
いち早くティッシュで余計な消毒液を
拭き取ってくれた。
「翔、大丈夫だよ」
「でもっ、痛そうだったんだもん…」
唇を尖らせながら、
擦り傷を優しく拭いてくれた。
保健の森山に言われた。
「うっせ」
「先生、潤の手当て、お願いします」
「え?会長?え、サボり?」
「えっと…」
バチッと目が合った。
「はい、サボりです」
微笑って森山に言った。
「へえ、会長がねー。珍しっ」
「体育倉庫に用具を片付けに行ったら、校舎裏で潤が倒れていたのでつい、サボっちゃいました」
俺の後ろに立って、
森山から見えないように裾を握ってた。
なんて、可愛いんだ。
「なら、仕方ないね。松本は暫く大人しくしてるかと思ったらまーたこれだからなぁ」
「勝手に殴ってきたんだよ」
森山は少ない俺の理解者。
「また、アイツらかよ」
消毒液をドバッと擦り傷にかけた。
「バカバカバカ!何してんだよ!」
「あー、ごめ―」
「あぁっ、潤、大丈夫?痛いよね…」
いち早くティッシュで余計な消毒液を
拭き取ってくれた。
「翔、大丈夫だよ」
「でもっ、痛そうだったんだもん…」
唇を尖らせながら、
擦り傷を優しく拭いてくれた。