Transcribe the Imagination
第17章 *Soap bubble
「え」
シャーペンが音を立てて落ちた。
「にのにゃん、潤は俺のだから手とか出したら駄目だからね?」
目がいつも以上に鋭くて、
また背筋に悪寒が走ったんだ。
「釘を打ったところで…ちょっと用事あるから行ってくるね」
「いってらっしゃい」
松本先輩が、手を振るから、
やっぱデキてんだって少し寂しくなった。
「あ、いってらっしゃいっ」
俺だけ手を振らないのは、
大ちゃんに悪いと思った。
扉がバタンっと閉まった。
「ふぅ…あ、松本先輩、座ってて下さい」
大ちゃんのベットに誘導した。
けど、座ったのは俺のベット。
「え」
「二宮和也くん、だよね?」
「あ、はい」
どうして知ってるのか、と頭に過ぎったけど
大ちゃんとデキてるなら会話に俺が出てきてもおかしくないと思った。
「智から、にのにゃんって呼ばれてるの?」
「はい、俺はちょっと嫌なんですけど…」
苦笑いをして見せると、
松本先輩は微笑っていた。
「皆からなんて呼ばれてるの?」
「それが、大ちゃんのせいで、にのにゃんが過半数です」
「そっか」
とりあえず、
心臓の音が聞こえないようにしなきゃ。
シャーペンが音を立てて落ちた。
「にのにゃん、潤は俺のだから手とか出したら駄目だからね?」
目がいつも以上に鋭くて、
また背筋に悪寒が走ったんだ。
「釘を打ったところで…ちょっと用事あるから行ってくるね」
「いってらっしゃい」
松本先輩が、手を振るから、
やっぱデキてんだって少し寂しくなった。
「あ、いってらっしゃいっ」
俺だけ手を振らないのは、
大ちゃんに悪いと思った。
扉がバタンっと閉まった。
「ふぅ…あ、松本先輩、座ってて下さい」
大ちゃんのベットに誘導した。
けど、座ったのは俺のベット。
「え」
「二宮和也くん、だよね?」
「あ、はい」
どうして知ってるのか、と頭に過ぎったけど
大ちゃんとデキてるなら会話に俺が出てきてもおかしくないと思った。
「智から、にのにゃんって呼ばれてるの?」
「はい、俺はちょっと嫌なんですけど…」
苦笑いをして見せると、
松本先輩は微笑っていた。
「皆からなんて呼ばれてるの?」
「それが、大ちゃんのせいで、にのにゃんが過半数です」
「そっか」
とりあえず、
心臓の音が聞こえないようにしなきゃ。