Transcribe the Imagination
第18章 *Beyond the stars
「な、なんだ、嘘か」
なんて強がってみるけど、
さっきのニノの声が怖かった。
どうして怖かったのかは、
自分でも分からないけど、怖かった。
「先生に呼ばれてたんだ!行ってくるね!」
直ぐにいつもの声に戻って、
いつも通りの敬礼をして走っていった。
「はぁ…」
今日は朝から災難だ。
「翔」
後ろから智の声がして、振り返る。
「え、どうしたの?智」
「翔は、二宮が好きなの?」
ド直球だった。
「え」
余りに急な質問でたじろいでしまった。
「迷うんだ」
「えっ?」
迷ってなんかいないし。
それ以前に、智と話せて嬉しい。
「迷ってるんでしょ?『二宮が好き』って俺に言うの」
智の目が硝子の様に冷たかった。
「いや、違っ」
「違くないだろっ!!」
急に怒鳴った。
初めて怒ってる姿を見た。
「…智?」
「違くないだろ、好きなんだろ!」
ペチッと左頬に平手打ちを食らった。
「……え」
「…ごめん」
そう一言だけ言って、
教室に戻って行った。
見ていた同級生は、俺に何かを聞いてたけど何かが分からなかった。
なんて強がってみるけど、
さっきのニノの声が怖かった。
どうして怖かったのかは、
自分でも分からないけど、怖かった。
「先生に呼ばれてたんだ!行ってくるね!」
直ぐにいつもの声に戻って、
いつも通りの敬礼をして走っていった。
「はぁ…」
今日は朝から災難だ。
「翔」
後ろから智の声がして、振り返る。
「え、どうしたの?智」
「翔は、二宮が好きなの?」
ド直球だった。
「え」
余りに急な質問でたじろいでしまった。
「迷うんだ」
「えっ?」
迷ってなんかいないし。
それ以前に、智と話せて嬉しい。
「迷ってるんでしょ?『二宮が好き』って俺に言うの」
智の目が硝子の様に冷たかった。
「いや、違っ」
「違くないだろっ!!」
急に怒鳴った。
初めて怒ってる姿を見た。
「…智?」
「違くないだろ、好きなんだろ!」
ペチッと左頬に平手打ちを食らった。
「……え」
「…ごめん」
そう一言だけ言って、
教室に戻って行った。
見ていた同級生は、俺に何かを聞いてたけど何かが分からなかった。