Transcribe the Imagination
第18章 *Beyond the stars
裏道はほとんど草。
膝下くらいまで生い茂ってて痒い。
「あ、智だ」
少し正規のルートが見えた。
そこにはちょうど俯いてる智がいた。
もう、走ってないのか。
てか、何であんなに俯いてんだよ。
「ヤベッ、急がねえと」
少し駆け足で正規のルートを目指す。
数分後に、正規ルートに出た。
「ふぅ…」
やっとだ。
足をパタパタ叩いて、智を待つ。
それから数分後に、智が歩いてきた。
未だに俯いてて俺に気付いていない。
「智」
「…え?し、翔…」
智の目が泳いでる。
「智に聞きたいことがある」
「え」
もう勝負をするしかない。
負けたら負けたで受け入れる。
「智」
「違う!違うよ!」
思いっきり首を振って、
まだ言ってもいないことを否定された。
「俺、その…」
モジモジしながら、
人差し指で口の端を掻いた。
『しょーくんは、誰をお嫁さんにするの?』
『さっちゃんに決まってるだろっ』
『本当?嬉しい♡』
またフラッシュバック。
膝下くらいまで生い茂ってて痒い。
「あ、智だ」
少し正規のルートが見えた。
そこにはちょうど俯いてる智がいた。
もう、走ってないのか。
てか、何であんなに俯いてんだよ。
「ヤベッ、急がねえと」
少し駆け足で正規のルートを目指す。
数分後に、正規ルートに出た。
「ふぅ…」
やっとだ。
足をパタパタ叩いて、智を待つ。
それから数分後に、智が歩いてきた。
未だに俯いてて俺に気付いていない。
「智」
「…え?し、翔…」
智の目が泳いでる。
「智に聞きたいことがある」
「え」
もう勝負をするしかない。
負けたら負けたで受け入れる。
「智」
「違う!違うよ!」
思いっきり首を振って、
まだ言ってもいないことを否定された。
「俺、その…」
モジモジしながら、
人差し指で口の端を掻いた。
『しょーくんは、誰をお嫁さんにするの?』
『さっちゃんに決まってるだろっ』
『本当?嬉しい♡』
またフラッシュバック。