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Transcribe the Imagination

第20章 *I love beginner

「この感想を口に出して読めますか?無理ですよね?ほら、ほら!!」

ノートを持って、目の前に突き出す。

「ああ、読めるよ!おら、貸せクソガキ」
「クソガキって言わないで下さい!」
「はあ?クソガキだろ」

黒谷先生がこんなにも性格が悪いなんて!
イメージと全然違う!

「えっと…」

眼鏡をかけて感想を読み始めた。

「コイツは無駄な三角関係に陥っている。ちなみに恋敵も相談に来てる。これまたウケる。ちなみにクソブ――」
「もう読むな、黒谷先生ーーー!!」

口を手で塞ぐ。

「お前が読めって言ったんだろ!」

思いっきり胸ぐらを掴まれた。

「だってあまりにも酷いこと書いてるから!」
「これが酷い?何言ってんだ、ああ?」
「ああ!もう、幻滅したよ!」
「ああ?」

「黒谷先生がこんな人だとは思わなかった!」
「へ?」

黒谷先生の力が弱まった。

「性格悪いし、人を弄んで、有り得な――」
「ふぇぇ、ごめんなさぁい……」

な、何が起きました!?

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