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Transcribe the Imagination

第23章 *Cute that child

「え、で、どうして櫻井翔が?」
「まぁ、こっちにも色々あんだよ」

走っていたのか、あちーと手で顔を扇いだ。

「マスコミ、とか?」
「ま、そんなもんだ」

櫻井翔ってこんな人だったの?
俺の夢の櫻井翔は、もっと柔らかくて…

「名前、教えろ」
「は?」
「俺だけ知られてるなんて不平等だろ」
「いやいや!芸能人なんだから知ってて当然ですって!」

「あっ、そっかぁ」

一瞬だけ微笑ってた。
夢と同じ様な笑顔。可愛いかった。

「なにヘラヘラしてんだよ」
「え!?あ、いや、なんでもっ」

夢じゃないから、
あんまりヘラヘラしないようにしなきゃ。

「名前、教える前に上がっていい?」
「あ、うん」

流石に俳優の櫻井翔を玄関先に、
長く居てもらうのはちょっと悪い気がした。

「うおっ、クッション、ふっかふかー」

ソファの上でクッションを、
抱き締める俳優の櫻井翔がいた。

「あ、名前は?」
「相葉雅紀です」
「あいばまさき?」
「よろしくお願いします」

本日、何故か俳優の櫻井翔と、
知り合い(?)になってしまいました。

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