Transcribe the Imagination
第23章 *Cute that child
「はい、俺の勝ちー」
「お前、イカサマしてるだろ!」
俳優の櫻井翔は、
物凄くゲームが下手くそ。
「もう一回だ!!」
俳優の櫻井翔は、
物凄く負けず嫌い。
「あの…」
「ん?」
俳優の櫻井翔は、
物凄く金平糖が好き。
「帰らなくていいんですか?」
「なんで?」
「初対面ですし、櫻井さん仕事とか…」
「明日はオフなんだよ」
ボリボリと金平糖を食べてる。
「そういうことじゃ……」
「雅紀が嫌?」
首を傾げた。
その仕草があまりにも夢と酷似していた。
「い、や…そういうことじゃ…」
「じゃあ、どういうこと?」
俺は黙り込んだ。
緊張するから、なんて言えない。
「今日は、帰るよ」
「え?」
「帰って欲しいんだろ?」
そういうことじゃ…。
「また、来るから番号教えて」
「あ…はい」
番号を交換すると、
櫻井さんは玄関へ迷いも無く歩き始めた。
「雅紀、明日、暇?」
「えっと…仕事です」
「明後日は?」
「仕事です」
「明々後日は?」
「仕事です」
「その次は?」
「休みです」
「どこで働いてるの?」
「テレビ局です」
「え!?」
「編集担当なんで、会いませんよね」
「局、どこ?」
「日テレです」
「マジか、マジかマジか!!」
微笑ってる。
夢と同じ、柔らかい笑顔。
「お前、イカサマしてるだろ!」
俳優の櫻井翔は、
物凄くゲームが下手くそ。
「もう一回だ!!」
俳優の櫻井翔は、
物凄く負けず嫌い。
「あの…」
「ん?」
俳優の櫻井翔は、
物凄く金平糖が好き。
「帰らなくていいんですか?」
「なんで?」
「初対面ですし、櫻井さん仕事とか…」
「明日はオフなんだよ」
ボリボリと金平糖を食べてる。
「そういうことじゃ……」
「雅紀が嫌?」
首を傾げた。
その仕草があまりにも夢と酷似していた。
「い、や…そういうことじゃ…」
「じゃあ、どういうこと?」
俺は黙り込んだ。
緊張するから、なんて言えない。
「今日は、帰るよ」
「え?」
「帰って欲しいんだろ?」
そういうことじゃ…。
「また、来るから番号教えて」
「あ…はい」
番号を交換すると、
櫻井さんは玄関へ迷いも無く歩き始めた。
「雅紀、明日、暇?」
「えっと…仕事です」
「明後日は?」
「仕事です」
「明々後日は?」
「仕事です」
「その次は?」
「休みです」
「どこで働いてるの?」
「テレビ局です」
「え!?」
「編集担当なんで、会いませんよね」
「局、どこ?」
「日テレです」
「マジか、マジかマジか!!」
微笑ってる。
夢と同じ、柔らかい笑顔。