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Transcribe the Imagination

第25章 *Cameras and lights

「まずは、コンテストの課題写真提出」

コンテストの参加用紙と、
応募写真を入れる封筒を差し出される。

「学校プリントに載せる校舎写真」

前年度のプリントを見せられる。

「で、学年プリントの新入生の写真」

クラスと名前のメモを見せられる。

「あ、あと、冬休み中に賞状をもらった、
えっと……二十八人の写真」

いつも通りよろしく、と言われる。

「あと、各部の写真な」

部長から部員までの名簿を渡される。

「え、全員ですか?」
「違う、三年の写真な」
「あぁ」

相葉君の腕に自分の腕を絡めながら、
国分先輩の話を聞く。

「まぁ、とりあえずそんなもん」
「はーい♡」

カメラを構えて、相葉君の横顔をパシャリ。

「あ、ニノ、撮ったでしょ」
「相葉君、カッコいい♡」

今年初めての相葉君の制服写真。

「俺も写真始めようかな…」
「え!?なんで?」

始めたら嬉しいけど、ちょっと寂しいな。
なんだろう、この変なモヤモヤ。

「ニノを撮りたい」
「えー、相葉君は撮らなくていいの」

「おい、お前らそこどけ」

国分先輩が眼鏡を外して、
鼻頭をギュッと押えた。

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