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Transcribe the Imagination

第25章 *Cameras and lights

「じゃ、また放課後」
「はーい」
「はいっ!」

国分先輩の解散を合図に、写真部は終わる。

「はぁ…相葉君」
「ん?」
「課題いっぱいある…」

チラッと上目遣いで見つめる。

「大丈夫、頑張ろう?」
「相葉君♡」
「ニノ♡」

俺を見て微笑んでくれる姿をパシャリ。

「あ、また撮ったな」
「今日もカッコいい♡」
「さっき聞いたよ」

手をギュッと繋いで、教室に向かう。
けど、クラスが違うから寂しい。

「二宮先輩」
「え、あ、俺か。なに?」
「雅紀先輩と付き合ってるんですか?」

……何だコイツ。
急に雅紀なんて、名前で呼びやがって!!

俺だって未だに、苗字なのに!!

「手は出さないでね」

敢えてそんな言葉で肯定した。

「わかってます。」

ニコッと笑った大野が恐かった。

「ニノ、じゃあね」
「相葉君……」

学校だと少しでも離れる時間が惜しくなる。

「休み時間、来るから」
「相葉君…好き」
「うん、俺は大好きだよ」
「ギュッてして」

相葉君にギュッと抱き締めてもらう。
この瞬間に幸せを感じた。

けど、今日は大野の視線が痛かった。

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