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Transcribe the Imagination

第25章 *Cameras and lights

「……」

お昼を食べようと、
相葉君のクラスに訪れると既に先客。

「雅紀先輩、レギュラーなんて凄いです♡」
「はは、そんなことないよ」

目をハートにした大野がいた。

「……」

どうして、大野と食べてるの?
俺と約束してたよね?

後輩だからって分かってる。
けど、けどさ…。

「あ、ニノ!」

いつもは嬉しいはずの、
太陽みたいなキラキラした笑顔も今は、凄く痛かった。

だから、咄嗟に駆け出してしまった。
向かった先は部室。

ガララッ!

「あれ?二宮、課題終わ……て、どした?」
「国分先輩、課題もっと下さい。」

俺は多分、最上級に不機嫌だ。
顔にも出ているだろう。

「え、もうないけど…」
「他にコンテストありませんか?」

国分先輩が使っているパソコンを起動させ、
『コンテスト』と書かれたフォルダを開く。

「あるじゃないですか」
「でも、それは個人応募……」
「いいです。題材は“学校”ですし」

とにかく、さっきのことは忘れたかった。

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