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Transcribe the Imagination

第25章 *Cameras and lights

「関係ないことはないじ――」
「ごめんね、相葉君。俺、課題がたくさんあって暇ないんだよね」

お弁当箱の中身を残したまま、
蓋を閉めて部室を出ようとした。

けど、相葉君が退いてくれない。

「課題、終わらせな――」
「ニノ、どうしたの?俺、何かしたかな?」

したでしょ。
俺と約束してたくせに。

「雅紀先輩ーー♡♡」

大野がタタタッと走って、
相葉君に抱きついた。

今日の俺みたいに、
飛びつくように抱きついたんだ。

「大野君、やめて。」

……怒ってる。

「今、ニノと話してるの」

『お昼はニノと約束してるの』
って、言ってくれなかったの?

「相葉君、ごめんね」

どうしても受け入れなくて、
押し退けて部室を出ていった。

「ニノ!」

……ごめんね。
ちょっとだけ、離れたい……。

教室に戻ると、
俺の席にバスケ部の櫻井翔が座っていた。

「え」
「あ、二宮和也だ」

話したこともない人に、
フルネームで話しかけられた。

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