Transcribe the Imagination
第26章 *Navy blue blazer
勉強してから三十分。
「あー!もう分かんない!」
ついに雅紀がリタイアをした。
「もうダメ!分かんない!」
参考書と教科書とノートを同時に閉じた。
バタンっと音を立てて。
「ほら、頑張れよ」
開かれた物を再び開く。
「嫌だよ、分かんないもん」
バタンっと再び音を立てる。
「克服しなきゃ意味がないだろ?」
「智は頭いいからそんなこと言えるんだよ…」
雅紀が拗ねたように、机に突っ伏した。
そのせいで俺が広げてた参考書やらが落とされそうになる。
「ちょ、やめろよ」
「ねえー、遊ぼうよー」
「勉強したいって言ったのは雅紀だろ?」
だから、片付けまでしたんだ。
「そーだけどさー」
お菓子をポリポリ食べ始めた。
「分かんなきゃ意味ないじゃん」
「分かるよう勉強すんだよ」
ムスッとして俺をジーと見る。
「……智の鬼」
「うるせぇ」
……雅紀が美味そうにお菓子を食べてる。
食レポ出来そうなくらい。
「俺も食べる」
「おっ、じゃ休憩ターイム♪」
「あー!もう分かんない!」
ついに雅紀がリタイアをした。
「もうダメ!分かんない!」
参考書と教科書とノートを同時に閉じた。
バタンっと音を立てて。
「ほら、頑張れよ」
開かれた物を再び開く。
「嫌だよ、分かんないもん」
バタンっと再び音を立てる。
「克服しなきゃ意味がないだろ?」
「智は頭いいからそんなこと言えるんだよ…」
雅紀が拗ねたように、机に突っ伏した。
そのせいで俺が広げてた参考書やらが落とされそうになる。
「ちょ、やめろよ」
「ねえー、遊ぼうよー」
「勉強したいって言ったのは雅紀だろ?」
だから、片付けまでしたんだ。
「そーだけどさー」
お菓子をポリポリ食べ始めた。
「分かんなきゃ意味ないじゃん」
「分かるよう勉強すんだよ」
ムスッとして俺をジーと見る。
「……智の鬼」
「うるせぇ」
……雅紀が美味そうにお菓子を食べてる。
食レポ出来そうなくらい。
「俺も食べる」
「おっ、じゃ休憩ターイム♪」