Transcribe the Imagination
第26章 *Navy blue blazer
「なんか、寝れなくて……」
「そーなんだ」
ゆっくりベッドに近づく。
「雅紀」
ギシッとスプリットの音が鳴って、
雅紀がその音に過剰に反応した。
「な、何?」
何故か耳まで真っ赤な雅紀。
「俺も寝る」
「えぇ!?」
モゾモゾと布団に足を突っ込んだ。
「ダメダメダメダメダメっ!!」
背を向けたまま全力で否定した。
そんな雅紀の顔を覗き込んだ。
「何で、そんな赤いの?熱?」
ペタッと額に手をあてるけど、
熱という程熱くはない、てか、熱ない。
「雅紀?どうしちゃったの?」
「な、何でもないって」
明らかに何かがあった。
「そ、じゃお邪魔しまーす」
雅紀が入れようとしない
布団に強引に入っていく。
「あぁっ」
「雅紀、こっち向いてよ」
「嫌だよっ!」
こんなに頑固な雅紀は久しぶりだった。
「……」
だから少しイラッてして、
雅紀の背中を服の上から引っ掻いた。
「ちょ、智!?」
驚いた顔をして一瞬だけ振り返った。
けど、また顔を背けた。
「そーなんだ」
ゆっくりベッドに近づく。
「雅紀」
ギシッとスプリットの音が鳴って、
雅紀がその音に過剰に反応した。
「な、何?」
何故か耳まで真っ赤な雅紀。
「俺も寝る」
「えぇ!?」
モゾモゾと布団に足を突っ込んだ。
「ダメダメダメダメダメっ!!」
背を向けたまま全力で否定した。
そんな雅紀の顔を覗き込んだ。
「何で、そんな赤いの?熱?」
ペタッと額に手をあてるけど、
熱という程熱くはない、てか、熱ない。
「雅紀?どうしちゃったの?」
「な、何でもないって」
明らかに何かがあった。
「そ、じゃお邪魔しまーす」
雅紀が入れようとしない
布団に強引に入っていく。
「あぁっ」
「雅紀、こっち向いてよ」
「嫌だよっ!」
こんなに頑固な雅紀は久しぶりだった。
「……」
だから少しイラッてして、
雅紀の背中を服の上から引っ掻いた。
「ちょ、智!?」
驚いた顔をして一瞬だけ振り返った。
けど、また顔を背けた。