Transcribe the Imagination
第27章 ♡Indirect kiss
「あ、もしもし」
『雅紀!返してくれ!!』
電話の相手は翔ちゃん。
「え?」
『実は彼女がドタキャンをドタキャンしたんだよ!』
「……は?」
ドタキャンをドタキャン?
『だから、俺のをドタキャンした後にした約束をドタキャンしたんだよ。で、出掛けんの』
「あぁ…そっか」
ドタキャンをドタキャンって、
ややこしい言い方しないでよ。
「あ、で、返してって何を?」
『だから、遊園地のチケット!』
「て、言われても持ってんの俺じゃないし…」
『え、二宮が持ってんの?』
「受け取ったのニノだったでしょ」
翔ちゃんは頭がいいくせに、
どこか大切なところが抜けてる。
『あ、そうだったっけ?』
「そうだよ。返してもらうな…ら……」
ニノが翔ちゃんに返したら、
明日の遊園地はなしになっちゃうのか。
……嫌だな。
『分かった、二宮に電話するわ』
「え、あ、ちょっ」
翔ちゃんを引き留めようとした時にはもう遅過ぎた。
既に、通話は途切れてしまっていた。
『雅紀!返してくれ!!』
電話の相手は翔ちゃん。
「え?」
『実は彼女がドタキャンをドタキャンしたんだよ!』
「……は?」
ドタキャンをドタキャン?
『だから、俺のをドタキャンした後にした約束をドタキャンしたんだよ。で、出掛けんの』
「あぁ…そっか」
ドタキャンをドタキャンって、
ややこしい言い方しないでよ。
「あ、で、返してって何を?」
『だから、遊園地のチケット!』
「て、言われても持ってんの俺じゃないし…」
『え、二宮が持ってんの?』
「受け取ったのニノだったでしょ」
翔ちゃんは頭がいいくせに、
どこか大切なところが抜けてる。
『あ、そうだったっけ?』
「そうだよ。返してもらうな…ら……」
ニノが翔ちゃんに返したら、
明日の遊園地はなしになっちゃうのか。
……嫌だな。
『分かった、二宮に電話するわ』
「え、あ、ちょっ」
翔ちゃんを引き留めようとした時にはもう遅過ぎた。
既に、通話は途切れてしまっていた。