Transcribe the Imagination
第27章 ♡Indirect kiss
「よし…」
着替えて何度も鏡で確認する。
「まーさーきー、ただいまー」
背中にノシっと乗ったのは兄さん。
「あ、おかえり」
「何、オシャレしてデート?」
「デ、デートじゃないよ!ニノとお出かけ!」
「へえ、あのニノとねー」
兄さんは、ニヤニヤしながらも、
もの凄く眠そうな目をしている。
「兄さん、ペロと寝たら?」
「ペロ、元気なんだよー…」
そう言いながら、俺の背中で寝ちゃいそう。
「と、とりあえず、ソファーにでも…」
半ば引きずるように、
リビングへと歩いていく。
ボスっ。
「兄さん、意外と軽いね」
「あー?俺は女じゃねえんだよー…」
「そんなこと言ってないでしょ」
「雅紀、お前何歳だ」
兄さんと俺は三歳差。
だから……。
「十七歳だけど」
「あー、アイツと同い年か……」
兄さんの言葉に疑問を持ちながら、
ペロを腹の上に乗せた。
ワンワンっ
「へ?あ、ペロ!ちょ、まさっ」
「行ってきまーす」
「雅紀ーーー!この野郎ーーー!!」
兄さんに意地悪するのは、
久々だったから何か懐かしい。
着替えて何度も鏡で確認する。
「まーさーきー、ただいまー」
背中にノシっと乗ったのは兄さん。
「あ、おかえり」
「何、オシャレしてデート?」
「デ、デートじゃないよ!ニノとお出かけ!」
「へえ、あのニノとねー」
兄さんは、ニヤニヤしながらも、
もの凄く眠そうな目をしている。
「兄さん、ペロと寝たら?」
「ペロ、元気なんだよー…」
そう言いながら、俺の背中で寝ちゃいそう。
「と、とりあえず、ソファーにでも…」
半ば引きずるように、
リビングへと歩いていく。
ボスっ。
「兄さん、意外と軽いね」
「あー?俺は女じゃねえんだよー…」
「そんなこと言ってないでしょ」
「雅紀、お前何歳だ」
兄さんと俺は三歳差。
だから……。
「十七歳だけど」
「あー、アイツと同い年か……」
兄さんの言葉に疑問を持ちながら、
ペロを腹の上に乗せた。
ワンワンっ
「へ?あ、ペロ!ちょ、まさっ」
「行ってきまーす」
「雅紀ーーー!この野郎ーーー!!」
兄さんに意地悪するのは、
久々だったから何か懐かしい。