Transcribe the Imagination
第27章 ♡Indirect kiss
「「着いたー」」
いつものように、言葉が被る。
でも、ニノとテンションが少しだけ違う。
やっぱ俺と来たくなかったのかな。
……ノリだもんね。
「ニノ行こ」
「うん」
入場口のスタッフに、
チケットを渡して遊園地へと足を踏み入れる。
俺は貰った案内状をジーと見ながら、
どこから行こうかと悩んでいた。
「雅紀」
「ん?」
背後に立っていたニノが近付いてきて、
俺の手から案内状を取り上げた。
「さっきの話なんだけどさ」
「あ…翔ちゃん?」
「うん」
ニノはさっきの俺みたいに、
ジーと案内状を見ながら喋りだした。
「翔に返せって言われても、
俺は雅紀と来たかったから返さなかった。
ノリな訳ないだろ?」
ニヤッと笑うニノは何もかも見透かしてるみたいでドキッとした。
「俺もニノと来たかったよ」
ニコッと笑い返すと、
案内状を顔に押し付けられた。
「へ!?ちょ、ニノっ………」
チラッと見えたニノの顔が赤かったから、
俺も釣られちゃって赤くなった気がした。
「うぅぅ、行くぞ、雅紀」
手を握られて、ドキッとした。
いつものように、言葉が被る。
でも、ニノとテンションが少しだけ違う。
やっぱ俺と来たくなかったのかな。
……ノリだもんね。
「ニノ行こ」
「うん」
入場口のスタッフに、
チケットを渡して遊園地へと足を踏み入れる。
俺は貰った案内状をジーと見ながら、
どこから行こうかと悩んでいた。
「雅紀」
「ん?」
背後に立っていたニノが近付いてきて、
俺の手から案内状を取り上げた。
「さっきの話なんだけどさ」
「あ…翔ちゃん?」
「うん」
ニノはさっきの俺みたいに、
ジーと案内状を見ながら喋りだした。
「翔に返せって言われても、
俺は雅紀と来たかったから返さなかった。
ノリな訳ないだろ?」
ニヤッと笑うニノは何もかも見透かしてるみたいでドキッとした。
「俺もニノと来たかったよ」
ニコッと笑い返すと、
案内状を顔に押し付けられた。
「へ!?ちょ、ニノっ………」
チラッと見えたニノの顔が赤かったから、
俺も釣られちゃって赤くなった気がした。
「うぅぅ、行くぞ、雅紀」
手を握られて、ドキッとした。