Transcribe the Imagination
第5章 *Summer festival
「神社?」
潤と肩を並べて歩く。
「そ、誰にも言ってないけど穴場なんだよ」
「へえ、連れてってくれるの?」
「抜けるなら……そこがいいかなって」
俯きながらそう言うとキュッと手を握られた。
「俺が日本に戻ってきた理由、もう一つあるんだ」
「え?……てか、手」
ジロリと繋いだ手を見ると、
潤は笑って「ごめん」と言ったけど離さなかった。
「雅紀、カキ氷食べる?」
「てか、買い過ぎでしょ」
「いいんだよ。久々の日本なんだから」
「なんか、それムカつく」
成功者がいう言葉みたいでムカつく。
じ、潤は成功者なんだろうけど……。
「ブルーハワイとメロン下さい」
あれこれ考えていたら、
知らぬ間に潤がカキ氷を購入していた。
「ちょっ、潤」
「雅紀はメロンだろ?」
「え、あ、うん」
潤、俺の好きなシロップ覚えてたんだ。
「はい、メロン」
「ありがと」
シャクシャクとカキ氷を混ぜる。
シロップが全体に行き渡るように。
「で、神社どこ?」
「こっち」
カキ氷を食べながら道を進んでいく。
潤と肩を並べて歩く。
「そ、誰にも言ってないけど穴場なんだよ」
「へえ、連れてってくれるの?」
「抜けるなら……そこがいいかなって」
俯きながらそう言うとキュッと手を握られた。
「俺が日本に戻ってきた理由、もう一つあるんだ」
「え?……てか、手」
ジロリと繋いだ手を見ると、
潤は笑って「ごめん」と言ったけど離さなかった。
「雅紀、カキ氷食べる?」
「てか、買い過ぎでしょ」
「いいんだよ。久々の日本なんだから」
「なんか、それムカつく」
成功者がいう言葉みたいでムカつく。
じ、潤は成功者なんだろうけど……。
「ブルーハワイとメロン下さい」
あれこれ考えていたら、
知らぬ間に潤がカキ氷を購入していた。
「ちょっ、潤」
「雅紀はメロンだろ?」
「え、あ、うん」
潤、俺の好きなシロップ覚えてたんだ。
「はい、メロン」
「ありがと」
シャクシャクとカキ氷を混ぜる。
シロップが全体に行き渡るように。
「で、神社どこ?」
「こっち」
カキ氷を食べながら道を進んでいく。