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1人じゃなくて。

第1章 No.1

             「はぁ…はぁっ………ケホッ…」
気づいたら私は、走っていた。

迫ってくるものから逃げるように…


でも、一体何から逃げているの?


分からない
今は兎に角逃げなくちゃ。

頭が警報を鳴らす。

雨か涙か分からない滴が、少女の頬を伝った。

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