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「ただいまー！具合はどう！？あっっっ！！」

玄関の俺の靴にひっかかってよろけて百合子が倒れた

ドタ！！

痛いー！！もう！！


俺はすぐさま玄関に向かい

大丈夫！？


手を差し伸べて百合子を引っ張り起こした


百合子を起こした時に顔が至近距離にまで近づきお互い一瞬見つめあった


あっ、、、

だ、大丈夫？、、、


すぐに目を反らす俺

百合子もすぐに目をそらしながら


み、水買ってきたから、横になってて、コップ借りるね笑


俺は

あ、あぁ、す、好きに使って、ごめん汚いコップだけど、、、



そう言ってベッドに横になって天井を見つめていた


百合子がキッチンから

ねぇ、名前は？なんて言うの？笑

聞いてなかったね！笑


頭をかきながら俺は

そうだね、俺は、シュウ、よろしく！ってか、もうお世話になっちゃってるね。笑


百合子がコップに水を注いで部屋に向かってきながら

電球一つ落とすね！笑眩しいでしょ！笑


明るい部屋が少しだけ暗くなるのも照れ隠しとしてはちょうど良かった


う、うん、ありがとう！笑。そうだね！笑

百合子は

本当にすごい偶然だね！笑。まさか、エレベーターからこの部屋まで来るとはね笑

俺は百合子をまともに見れないから横を向きながら

そうだね！笑

けど、助かったよ！ありがとう！

精一杯の返しだった


百合子が

じゃあ、そろそろ私も帰るね！笑
明日早いんだよー、、、

俺はもう少しいて欲しかったが

そうなんだ、じゃあ、タクシー拾うから一緒に外に出るよ！

百合子は少し怒った感じで

何言ってるのよ！ダメよ！横になってなきゃ！

なぜかそう叱られるのが嬉しかった俺は

素直に


は、はい！

その一言でなだめられたかのようだった


百合子は玄関にいきヒールを履いている

その狭い玄関でヒールを履いている後ろ姿がなんともいえないのは俺だけだろうか？


百合子が振り返り

じゃーねー。笑、またどこかで会えるといいね！笑

すぐに俺は目をそらしながら

あ、あぁ！そ、そうだね。笑

作り笑いの笑顔で返していた

そして百合子が

今日は横になってるのよ！わかった？笑

そう言って出ていった、、、