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わたしの彼氏

第1章 No.1


することもなかったので

二人で塀にもたれて勇二が来るのを待った

二人でいる時はだいたい無言

シーンとしているその空間が私は好き

すると

「ねぇねぇ、みかっち……?」

涼は遠慮がちに私に近づいてきた

「んー…??」

私は空を見上げたまま返事をした

「あのさ…」

「おっ…いたっ!!!」

涼の言葉にかぶせるように

勇二の声が聞こえた
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