信じて......?
第1章 *出会い.別れ.また出会う
「ふふっ。急に、どうしたのー?」
頭を撫でながら聞いてくる。
「クローゼットとか、部屋とか...。」
「あぁ、嬉しいー?」
「うん!めっちゃ、嬉しい!」
「喜んでくれて、よかったー。」
達哉さんの抱きしめてる腕の力が強くなる。
あ、と何か思いだして。
「はい、合鍵。こっちの普通のが理事長室で、ハートが魅桜の部屋ので、持つとこが丸いのが、そこの俺の部屋。」
え?鍵?
「無くさないでよー?」
「あり、がとう。なんで、達哉さんの部屋の鍵まで?」
「俺が部屋にいるとき、一人でいるの、寂しいだろー?いつでも、おいでー?」