信じて......?
第1章 *出会い.別れ.また出会う
この人は仁内時埜 -ジンナイ トキヤ- さん。
今、26歳で、7代目のナイトラの四天王。
「そっか、よかったな。」
時埜さんも頭を撫でるのが好きで、よく撫でてくれる。
「ほら、もう教室行きなー?」
達哉さんに言われて、二人で理事長室を出て、エレベーターに乗る。
「魅桜は、2-Cだから。で、席が窓側の前から三番目なんだけどいい?」
「いいよ、席なんてどこでも。それに、時埜さんと近い方が安心するし。」
「ん、そっか。ならいっか。」
ポンポンと、頭を撫でてくれる。
「で、クラスメイトにナイトラのヤツが一人いる。廊下側の席だけど。」
「うん、誰?」
「日野沢香我 -ヒノザワ コウガ- だ。四天王の。」
ふーん。
クラスメイトにいるのかー。
何か言われるかな、辞退してすぐに逃げたし。
「まぁ、何かあったら言えよ?俺も達哉も魅桜の味方だから。」
「うん、ありがとう。すぐ、言うね!」