信じて......?
第1章 *出会い.別れ.また出会う
「なんか抱えてるでしょ、君。それ、重くない?俺達と、半分こしない?」
「...え?」
意味がわからなかった。
私、疲れてるのかな。
あ、これ夢?
だって、こんなこと言ってくれる人、どこにも、いなかった...。
「半分...背負って...くれる...の?名前も知らない...他人...なのに...。」
「うん、だって、もう仲間じゃん?君の荷物とっても軽くなるよー。」
ガチャ
その言葉と同時に部屋の扉が開いた。
「だからー、銀はチョコ食べすぎなんだよー。」
「うるせぇよ!チョコとニキビは関係ないだろ!?」
「銀くん、後でビフナイト、持ってきますね。」
「...。」
「お前ら、うるさい。あの子が戸惑ってる。てゆーか、泣きそう?」
皆が私の方を見る。
「...ィ...ヤ...。」
「んー?」