信じて......?
第1章 *出会い.別れ.また出会う
「イヤ、見ないでっ!そんな目で、私を見ないで!!」
「おい、どうした!」
「イヤ、来ないで!!私、何もしてない!」
「冬悟、ホットミルク作ってこい。」
「達哉さん!?今、それどころじゃ..。」
「いいから、早く!」
「私がやります。」
「なんで、なんで、その子の味方をする...の...?なんで、私を信じて...くれないの...?」
「俺達は信じるから...。」
ギュッと、力強く抱きしめてくれた。
「ウソだ!あの時、信じてくれなかった!!」
「ごめん。」
「私、辛かった...。仲間が...できて..楽しかった...。でも、裏切られた...。皆、信じるって...あの時までは、お前を信じてるって...。なのに、なんで...。なんでよぅ...。」
涙がでてきた。
もう、枯れてしまったはずなのに。