Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋
第4章 4
「何だ、帰ってたのか」
風呂上がりで暑いからと、キャミのトップと短パンでバスルームから出ると駿がリビングのソファに腰掛けていた
「はい、先ほど戻りました」
「お前、友達の所に泊めてもらったの?」
「え? ええ、まあ…」
「客のことなんだけど…」
「あっ、あー、えっと、疲れたので失礼します」
「おい、ちょっと…」
ふぅー、セーフ
係長なに話そうとしてたんだろ
どっちにしても私には関係無いもんね
さ、寝よ寝よ
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
翌朝、気まずい雛は駿に会わなくて済むよう早めにマンションを出た
ファーストフードで朝食を済ませてから出社した
朝、洗面所のピアスは無くなっていた
あー…
こんなこと続けてたら身体持たないな
何とかしなくちゃ
やっぱり物件探した方が良さそうだなー
雛は帰りに不動産屋に寄ることに決めた
不動産屋でコピーしてもらった物件をリビングで見ていると玄関で鍵の音がした
あれ?!
今日は係長遅くなるはずじゃ…
ヤバイ、今は顔合わせたくないな
慌てて自室に入る雛
「? ! …何だ? これ」
ワンルームの物件?
駿が拾い上げたA4サイズのコピー用紙
慌てた雛が落としたチラシの一枚だった