いつか晴れたら・・・
第2章 第2章…メールと夜中の電話
家に着くとその日は落ち着かなかった。中森君アドレスのこと気づいてくれたかな。捨てられちゃったらどうしよう。それまでってことだよね。
用もないのに家の中をうろうろしていた。
夜、携帯のメールを知らせる着信。胸がキュウっとなるのを抑えながら携帯電話を開くと、初めて見るアドレス。
どうかどうか、彼でありますように…。そう願いながらボタンを押すと
「東京に着いたよ。お菓子おいしかったありがとう。」
と中森君からのメールだった。
嬉しすぎて顔が勝手に緩んでしまう。はっと我に返り、母に気づかれないように普通を装ってメールの返信をした。
「無事について何よりです。アドレス気づいてくれたんですね。」
しばらくすると
「うん、驚いたけど嬉しかったよ」
と返ってきた。嬉しすぎて何度も何度もそのメールを読み返した。
これでこれからも連絡が取れる。もう胸がいっぱいだった。私はすでに彼のことが大好きだった。
中森君も大学が春休みに入っていたこともあり、バイトはあるものの、時間に余裕があったようで、毎日連絡が来るようになった。
そこで知る彼のこと。
下の名前は雄輔だということ、出身は九州であること、古着屋さんでバイトをしていること、工学部で勉強をしていること…。
彼のことがひとつわかるだけで嬉しくて嬉しくてそれだけで幸せだった。
仲良くなってくると彼女がいないということもわかった。
でも、そんなことはどうでもいいくらいただただ連絡を取れることが嬉しかった。
用もないのに家の中をうろうろしていた。
夜、携帯のメールを知らせる着信。胸がキュウっとなるのを抑えながら携帯電話を開くと、初めて見るアドレス。
どうかどうか、彼でありますように…。そう願いながらボタンを押すと
「東京に着いたよ。お菓子おいしかったありがとう。」
と中森君からのメールだった。
嬉しすぎて顔が勝手に緩んでしまう。はっと我に返り、母に気づかれないように普通を装ってメールの返信をした。
「無事について何よりです。アドレス気づいてくれたんですね。」
しばらくすると
「うん、驚いたけど嬉しかったよ」
と返ってきた。嬉しすぎて何度も何度もそのメールを読み返した。
これでこれからも連絡が取れる。もう胸がいっぱいだった。私はすでに彼のことが大好きだった。
中森君も大学が春休みに入っていたこともあり、バイトはあるものの、時間に余裕があったようで、毎日連絡が来るようになった。
そこで知る彼のこと。
下の名前は雄輔だということ、出身は九州であること、古着屋さんでバイトをしていること、工学部で勉強をしていること…。
彼のことがひとつわかるだけで嬉しくて嬉しくてそれだけで幸せだった。
仲良くなってくると彼女がいないということもわかった。
でも、そんなことはどうでもいいくらいただただ連絡を取れることが嬉しかった。