いつか晴れたら・・・
第1章 第1章…ときめき
それから休憩時間には頻繁に大池君、中森君、飯田君と話をするようになった。
ちょっとしたこの時間が嬉しくてたまらなかった。中森君は言葉数が多いほうではなかったけれども、やさしいその笑顔にとても好感を持つことができた。
そんな教習所生活も今日で終わり。中森君たちは今日の帰りそのまま駅に向かい東京に帰ってしまう。
前日、このまま終わりたくなくて、考えて考えて、メールアドレスを渡すことにした。でも、あんまり重く取られるのも嫌で、お菓子を包んだ紙の中にひっそりとアドレスを書いた紙を忍び込ませた。
どうしようかな…やっぱり迷惑だよね…。
でも帰りの電車ででも食べてっていえばいいようにもしたし…。
ギリギリまで悩んで、受け取ってもらえなかったらどうしようと思ってみたり…。
でも最後は勇気を出して中森君のところに行くことにした。
「あの…これ…良かったら電車の中でも食べて?」
ぶっきらぼうに言う彩。
あ~なんでもっと可愛く言えないんだろう…
ドキドキしながら待っていると、ちょっとだけ驚いた顔をした中森君が
「サンキュ」
っといって受け取ってくれた。
受け取ってくれた~。嬉しすぎる。
「元気でね」
と彩が言うと、
「うん、ありがとう」といって彼らは駅のホームに消えていった。
まだまだ雪の降る寒い日のことだった。
ちょっとしたこの時間が嬉しくてたまらなかった。中森君は言葉数が多いほうではなかったけれども、やさしいその笑顔にとても好感を持つことができた。
そんな教習所生活も今日で終わり。中森君たちは今日の帰りそのまま駅に向かい東京に帰ってしまう。
前日、このまま終わりたくなくて、考えて考えて、メールアドレスを渡すことにした。でも、あんまり重く取られるのも嫌で、お菓子を包んだ紙の中にひっそりとアドレスを書いた紙を忍び込ませた。
どうしようかな…やっぱり迷惑だよね…。
でも帰りの電車ででも食べてっていえばいいようにもしたし…。
ギリギリまで悩んで、受け取ってもらえなかったらどうしようと思ってみたり…。
でも最後は勇気を出して中森君のところに行くことにした。
「あの…これ…良かったら電車の中でも食べて?」
ぶっきらぼうに言う彩。
あ~なんでもっと可愛く言えないんだろう…
ドキドキしながら待っていると、ちょっとだけ驚いた顔をした中森君が
「サンキュ」
っといって受け取ってくれた。
受け取ってくれた~。嬉しすぎる。
「元気でね」
と彩が言うと、
「うん、ありがとう」といって彼らは駅のホームに消えていった。
まだまだ雪の降る寒い日のことだった。