
清純派リミット。
第3章 初体験
ぐいっ
瀬野くんの子供のような笑顔に目を奪われていたら、あっという間にソファに押し倒されてしまった。
「…んじゃ始めますか。お、じょ、う、さ、ま♡」
甘い声と獣のような目つきのギャップに急に実感が湧いてきて、顔がみるみる熱くなる。
わたし、本当にこれから…
「もしかしてキスも初めて…とか?」
「…うん…」
恥ずかしさのあまり俯くわたしの顔をくいっと持ち上げ、じっと見つめられる。
「だーめ。逸らさないで。」
「だって…」
「緊張しなくていいから」
ちゅ…
唇に柔らかい感触
「…ふ……っ」
瀬野くんは優しく触れるような柔らかいキスを何度も唇に落とす。
くすぐったいようなもどかしいような感触に、体中が熱くなっていく。
「…口あけて」
