奉仕部活動日誌
第4章 ④奉仕部自主練習日
奉仕部には月に一度、部員同士での自主練習が課せられている。
学園の全男子生徒から教職員に至るまでの性活指導を担う奉仕部にとって、この自主練習は情報共有の時間でもあり、上級生が下級生の指導を行う大切なものである。
ーーーーーーーー奉仕部部室ーーーーーーーーー
奉仕部部室には自主練習用に様々な備品が整備されている。バイブ・ローターといった玩具の類はもちろん、木馬や拘束台といった責め具、奥の部屋にはカーテンで間仕切りされたキングサイズのベットが2台並んでいる。
すべての備品は奉仕部員と顧問しか使用は認められておらず、男子生徒は入ることすら許されない学園唯一の花園なのである。
「はぁ・・・・・」
キングサイズの大きなベットの上に腰をかけうつむいていた亜子は大きなため息をついた。
「どーしたの亜子ちゃん?」
隣のベットのシーツ交換をしていたひなこは手をとめて亜子の方へと顔を向けた。
「・・・・・・昨日、私・・・バスケ部の方々の当番だったんですけど・・・・・・・ふぇえん」
亜子は言葉の途中で突然ぐしゅぐしゅと泣き出してしまった。
そんな亜子に目を丸めたひなこだったが亜子の隣に座ると優しく微笑みながら頭を撫でた。
「どうしたの?バスケ部の人たちに何か嫌なことでもされた?」
亜子は子供のように頭をぶんぶんと振る。
「わ、わたしの・・・・体のお肉が気持ちいいってぇ・・・・」
亜子はたしかに少し肉付きのいいぽっちゃり体型である。身長も低いため、肉付きのよさが余計に目立つ。
だがそれゆえに、奉仕部員の中でも実はかなりの人気を獲得しているのだが、本人にその自覚はなくむしろかなりのコンプレックスとして認知してしまっているのだった。
「ばかねぇ、亜子ちゃん。それがあなたのとっても素敵な魅力だって何度いえばわかるの?」
ひなこは亜子の肩をに手を当てるとゆっくりと後ろに押し倒した。
「ふぇ・・・?」
「聞き分けの悪い後輩ちゃんには、先輩がきちんと教えてあげなくっちゃね♪」
ひなこは制服のリボンをしゅるりと解くと、あっという間に亜子の手首を結んでしまった。
何をされているのか理解できないでいる亜子の唇に、ひなこははむようにしてキスをする。
ちゅっちゅっ