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Welcome to our party

第22章 キンモクセイ by きぃな


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櫻「ふふっ、初めてはそんなだったな…」
「ん……翔ちゃん…何やってんの?」

翔ちゃんの声で目を覚ます
射し込む光が眩しくて、俺は目を擦る

櫻「ん、起きた?ちょっと昔を思い出してた」

ふふっ、と笑って翔ちゃんがベッドへと近づいてくる

櫻「おはよ、かず」
「ん…っ」

交わす甘い口づけ
開け放たれた窓から流れ込む、風と金木犀の香り

「っはぁ……っ、……あ、金木犀の香り……」
櫻「そうだよ」

俺たちは視線を絡めて、ふふっと笑い合う


翔ちゃん
翔ちゃんには言ってないけど、俺たちもっともっと昔に出逢ってたんだよ

小さな頃、親戚の家の近く、金木犀の香りがする小さな公園で、一緒に遊んでくれたお兄ちゃん

事務所で再会した時に、すぐ気づいたんだ


櫻「なんだよ、かず」
「……なんでもない」
櫻「………する?」
「………うん♡」

優しいキスが降りてくる


ずっと大好きだよ

俺の初恋のひと……♡


ーお・わ・れ♡ー

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