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Welcome to our party

第23章 ジェットコースター・ラブ by ガーベラ♡


ふたりでご飯を食べ、
風呂に入って、ゲームをし...

まあそこまでは、普通だよ。
さあ、もう遅いし、寝ようか、
ってなった時...

俺の布団は、翔くんのベッドの横に
敷いてあったんだけど、
翔くんが、俺に向かって言ったんだ。

「ニノ...一緒にここで、寝ようよ..」

「えっ?一緒に...」

「うん...ダメかな...?」

俺は、彼の大きな目に
吸い寄せられるように、
ベッドに登った。


緊張する俺に、
翔くんは急に抱きついてきて、

「ニノ...好き..」

と言った。

「えっ?えっ?.....えーっ!!」

思わず彼を突き飛ばしてしまった俺に、
翔くんは、泣きそうな顔で言った。

「気持ち悪い...かな~?」

(...そんなことない、
俺もずっと好きだった...)

そう言えばよかったんだけど、
びっくりして、
どうしていいか分かんなくて、

「変なの...」と言ってしまった。


下を向いて、泣きだした翔くんに、

「泣くなよ...泣くなってば!」

俺は、翔くんの身体を抱きしめた。
小さくて、
俺の中にすっぽりと納まってしまう。


そんな彼の身体は、可哀想なくらいに
震えていて...

でも、俺は、
どうすることも、できなかったんだ。

「好きだ」
って、その一言が、
どうしても言えなかった。

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