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第27章 Orange blossom by みきちん
「誰だ…?下校時間過ぎたぞ」
櫻井先生の声……
それだけでドキッとした。
明かりがついて櫻井先生の姿が
はっきり見えた。
暫く見惚れていると
「どうした?質問か?」
会いたくてとは言えないし……
「ううん…ちょっと先生に大学のこと聞きたかったんだ」
何とかそれらしい理由を言えた。
「ああ、よかったら今度行くか?学校見学」
「えっ!?」
突然の提案に思わずビックリした。
「今週末、大学行くから。そん時でいいなら連れて行ってやるよ」
二人っきりなんて初めてで。
勝手に脳内で学校見学が
デートと変換された。
「で?まだなんかあんのか?」
浮かれ気分が一気に現実へ。
でもまだ離れたくない。
「暗いから…センセ、一緒に帰ろ?」
恐いと嘘をついた。
だってその方が近くを歩けるから。
隣を歩きながら
櫻井先生の顔を見つめてふと思った。
「先生、そのメガネいつからしてるの?」
そのメガネをかけたらクラっと来て
思わず目を瞑った。
涙が溢れてくるのを手で拭ってくれた。
「せんせ、よく見えない…」
すると櫻井先生は俺の手をひいて
歩いてくれた。
櫻井先生の声……
それだけでドキッとした。
明かりがついて櫻井先生の姿が
はっきり見えた。
暫く見惚れていると
「どうした?質問か?」
会いたくてとは言えないし……
「ううん…ちょっと先生に大学のこと聞きたかったんだ」
何とかそれらしい理由を言えた。
「ああ、よかったら今度行くか?学校見学」
「えっ!?」
突然の提案に思わずビックリした。
「今週末、大学行くから。そん時でいいなら連れて行ってやるよ」
二人っきりなんて初めてで。
勝手に脳内で学校見学が
デートと変換された。
「で?まだなんかあんのか?」
浮かれ気分が一気に現実へ。
でもまだ離れたくない。
「暗いから…センセ、一緒に帰ろ?」
恐いと嘘をついた。
だってその方が近くを歩けるから。
隣を歩きながら
櫻井先生の顔を見つめてふと思った。
「先生、そのメガネいつからしてるの?」
そのメガネをかけたらクラっと来て
思わず目を瞑った。
涙が溢れてくるのを手で拭ってくれた。
「せんせ、よく見えない…」
すると櫻井先生は俺の手をひいて
歩いてくれた。