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第27章 Orange blossom by みきちん
ゆっくりと目を開けると見慣れた天井。
横に目をやると俺の恋人が寝ている。
さっきのは夢だったんだ……
でも、手は握られていて。
俺は翔さんに触れるだけのキスをした。
夢では触れられなかったのに
今こうして近くにいて触れられる。
翔さんは俺の初恋の人。
夢の中の俺もそうだったんだろうな……
暫くすると翔さんが目を覚ました。
2人でコーヒーを飲んでいると
翔さんが今日見た夢の話をした。
俺と全く一緒で。
でも、俺の見た夢は
翔さんの夢のほんの一部で。
俺ボコられてるし……
俺は手を握っただけなのに
翔さんは最後までシテるし……
「翔さんともっとやらしいことしたい…」
思わず漏れた本音。
やっぱり夢の俺じゃなくて
本物の二宮和也に触れてほしかった。
「誘ってる?後一時間しかないけど」
その言葉にゾクッとした。
現実なんだって。
「うん…誘ってる」
俺は笑顔で答えた。
ねぇ、翔さん
夢と現実、
どっちが気持ちよかった?
夢のラストのように翔さんは幸せ?
俺は幸せだよ。
どんな困難があったって
この握りしめた手を離さないからね……
<END>
横に目をやると俺の恋人が寝ている。
さっきのは夢だったんだ……
でも、手は握られていて。
俺は翔さんに触れるだけのキスをした。
夢では触れられなかったのに
今こうして近くにいて触れられる。
翔さんは俺の初恋の人。
夢の中の俺もそうだったんだろうな……
暫くすると翔さんが目を覚ました。
2人でコーヒーを飲んでいると
翔さんが今日見た夢の話をした。
俺と全く一緒で。
でも、俺の見た夢は
翔さんの夢のほんの一部で。
俺ボコられてるし……
俺は手を握っただけなのに
翔さんは最後までシテるし……
「翔さんともっとやらしいことしたい…」
思わず漏れた本音。
やっぱり夢の俺じゃなくて
本物の二宮和也に触れてほしかった。
「誘ってる?後一時間しかないけど」
その言葉にゾクッとした。
現実なんだって。
「うん…誘ってる」
俺は笑顔で答えた。
ねぇ、翔さん
夢と現実、
どっちが気持ちよかった?
夢のラストのように翔さんは幸せ?
俺は幸せだよ。
どんな困難があったって
この握りしめた手を離さないからね……
<END>