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第36章 Cinnamon Milk tea by アロエリーナ

新年を迎え、厳しい寒さの中にも
清々しさが感じられる今日この頃。


凛とした空気の中
穏やかな陽射しのある昼下がり。


マンションの合鍵を使い、雅紀の部屋へ
いそいそと先立って入る。


「ふぁ~寒かったぁ」

「ちょっとニノ!少しは荷物、持ってよ」


後からリビングに入ってきた雅紀は
頬をふくらませながら

たくさんのビニール袋を
重そうに、テーブルの上に置いた。


「おれ、お客様なんだけど~」

「何言ってんの、彼女みたいなモンだろ」

「え‥」

「え?ちがう?」


「ううん、何でもない‥」


あんまり普通にサラッと言うから
こっちが恥ずかしいじゃないの‥



‥おれ、二宮和也と
同じジャニーズグループのメンバー
相葉雅紀は、付き合っています。


紅白に年末のコンサート、
初詣と怒涛のスケジュールをこなし
やっと束の間の正月休み。


早朝から二人で
雅紀の地元、千葉の実家へ
新年の挨拶へ行き、

いろいろ手土産をもらって
帰ってきたところだ。


雅紀が袋の中をガサガサ漁って
何があるのか確認してる。


「ニノ~ちょっと来て~」

「んん~?」

「これ何だと思う?」

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