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第37章 ミルクティーが結ぶ恋 by ガーベラ♡


4時間目は自習。俺は眠った振りで
顔を机に伏せていた。

「キャー!相葉センパ~イ❤」

大勢の女子が、
校庭で体育の授業中の3年生に、
歓声を上げていた。

(うっせーな~..)

女子が騒いでいるのは、有名人の相葉先輩。
俺も名前くらいは知ってる。

「相葉先輩、カッコいいよね~♪」

「彼女いないんだって!
付き合えたら、死んじゃう//」


(アホくさ///死ぬか//)

そいつ、案外性格悪くって、
脚とか臭いかもよ。


俺は、中身も知らないのに
好きだとか言う奴らの気持ちは、
到底理解できなかった。
恋愛なんて、面倒くさいし。
ましてや、ひとめぼれなんて、あり得ない..


「お~い!ニノ~。
パン買いに行こうぜ!」

同じ野球部の潤が、
教室の入り口から声を掛けてきた。

「おう!今行く」

母ちゃんが作ってくれた弁当はあるが、
それじゃ夕方の練習までもたないので、
いつも購買でパンを買う。


「あっ、ちょっと待ってて」

俺は自販で飲み物を買おうと
小銭を入れた。
その瞬間だ。

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