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第46章 紅華 by アロエリーナ
「雅紀、今夜も君にキレイな花を描くね」
そう言う恋人の柔和な笑顔が
仄灯りの中、妖しく揺れる。
彼の唇が触れた部分から
チュッと鋭いリップ音が響くと
軽い火傷のような、じわりとした痛みが広がる。
首筋、鎖骨、胸板‥
オレの躰のあちこちに、息つく間もなく
忙しなく移動する彼の頭。
「‥56‥57‥58‥」
彼の片手は、オレの胸の粒を弄び
もう片方は、キスマークをつける度に
カチリカチリと数取器を鳴らしている。
「智っ‥オレもう‥」
「はぁ‥先は長いね。続きは明日にしよう。
雅紀も気持ち良くなりたいんでしょ?」
智はオレの躰から顔を離し
疲労の息をつくと、ニヤリと嗤った。
「こんなに濡らして‥感じたんだ」
数取器をベッドサイドに置いた手が
オレの反り立った中心を
そろりと撫で上げる。
指先で、先端から溢れる蜜を掬い取ると
オレの腹の上に広げ出した。
「見て‥こうすると、もっとキレイ。
やっぱり君の体は、最高のキャンバスだ」
オレの全身にある
おびただしい数の紅い斑点を繋ぐように
なぞって縁取りした蜜が、灯りに反射して。
本当に、輝く夜露を纏った花のよう。
「君の誕生日に、365輪の花を贈るよ。
一年分の愛をこめて‥
だから、もう暫く我慢してね」
そう言う恋人の柔和な笑顔が
仄灯りの中、妖しく揺れる。
彼の唇が触れた部分から
チュッと鋭いリップ音が響くと
軽い火傷のような、じわりとした痛みが広がる。
首筋、鎖骨、胸板‥
オレの躰のあちこちに、息つく間もなく
忙しなく移動する彼の頭。
「‥56‥57‥58‥」
彼の片手は、オレの胸の粒を弄び
もう片方は、キスマークをつける度に
カチリカチリと数取器を鳴らしている。
「智っ‥オレもう‥」
「はぁ‥先は長いね。続きは明日にしよう。
雅紀も気持ち良くなりたいんでしょ?」
智はオレの躰から顔を離し
疲労の息をつくと、ニヤリと嗤った。
「こんなに濡らして‥感じたんだ」
数取器をベッドサイドに置いた手が
オレの反り立った中心を
そろりと撫で上げる。
指先で、先端から溢れる蜜を掬い取ると
オレの腹の上に広げ出した。
「見て‥こうすると、もっとキレイ。
やっぱり君の体は、最高のキャンバスだ」
オレの全身にある
おびただしい数の紅い斑点を繋ぐように
なぞって縁取りした蜜が、灯りに反射して。
本当に、輝く夜露を纏った花のよう。
「君の誕生日に、365輪の花を贈るよ。
一年分の愛をこめて‥
だから、もう暫く我慢してね」