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第6章 濃厚プリンな夜 by ガーベラ♡

「だから~、言ってるでしょ?
それは、ごめんって、何度も…」

「……」

「じゃあ、どうすればいいのよ!?
今から、買ってくるよ!!」

「…あれ、最後の一個だったんだ」

「…明日、帰りに買ってくるよ…」

「今日食べたかったの…」

「いい加減にしろよ!!
たかがプリンひとつでさ!

食べちまったもんは、しょうがないだろ~?」


……俺は、いい加減頭に来ていた。

さっきから、こっちが下手に出ていれば、
調子に乗りやがって…

大体、プリン食っちまったくらいで、
大の大人が、ガタガタ言うことかね?


「俺は、風呂からあがったら、
ニノと半分個して食べようって、
思ってたんだ…」

「だから…それは、悪かったよ…」


「ニノさ、俺のこと、どうでもいいよね?」

「どうでもいいわけないだろ?」

「俺ならさ、
冷蔵庫に1個しかないもの見つけたら、
ニノと半分ずつ食べよう、って思うよ。

でも、ニノは、そうじゃない…

いつもそうだよ…『大事』って思ってるのは、
俺ばっかりで、ニノは、そうでもないんだよ」

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