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第57章 Dive to blue by きぃな

【潤side】

翔「潤っ」

仕事終わり、楽屋で帰り支度をしていると、コイビトの声がした

「あれ?しょーくん、どうしたの?」

彼は今日から正月休みで、俺は明日から休みをもらっている

もちろん俺たちは、短い正月休みを二人で過ごす予定で
でも、別段何をするとか決めてなくて

翔「仕事終った?じゃ、行くぞ」
「は?行くってどこへ?」

しょーくんは俺の荷物をひょいと持つと、つかつかと出ていく

「あ、ちょっと……」

ったく、変なとこ強引なんだから……

でも、しょーくんのそういうとこ……好きだな

たぶん俺は相当デレた顔をしていたんだろう
楽屋にニノが居たことも忘れていた


和「潤くん、ニヤニヤしすぎ」

目線は相変わらずゲーム機に落としたままのニノに突っ込まれる

和「でもいいな、翔ちゃん迎えに来てくれて…うちのオジサンなんか、きっと家族でビンゴ大会やった後、疲れて寝てるよ……」
翔「あれ、智くん」

楽屋の外からしょーくんの声がした

ニノがぱっと顔を上げる

潤「ご主人、迎えに来てくれたみたいだね」

ニノは慌てて荷物をまとめると『じゃ』と足早に楽屋を出ていく

翔「潤っ、遅れる、置いてくぞっ」

櫻井鬼スケジュール翔のスケジュールは絶対だ

俺も慌てて楽屋を後にする

でも、一体どこへ行くつもりなんだろう…

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