Welcome to our party
第59章 トラベル☆ミステリ by アロエリーナ
「翔くんの目は節穴なの?
最初に入った時と、今の違和感‥」
「ぁん?何が違うってんだよ」
潤が翔を伴い、その箇所を覗く。
「置き機材の位置が変わってる。事件後、誰かが動かしたんだ。ここに隠されているのは‥」
壁の床際に作られた、拳大の小さな扉。
「前の持ち主が作った物?
この草は‥この香り、レモングラスか」
「翔くん分かったの?」
「あぁ、謎はすべて解けた!」
翔は全員をコテージに招集した。
「櫻井さん、犯人が分かったのですか」
「まずは事件を整理しましょう。
当時は密室で、二宮が鍵を持っていた」
「えぇ‥でも私はケーキを1ホールも
盗み食いなんてことは‥」
「勿論違う。撮影終わりの3時に入るとすでに消えていた。では最後に見た者は?」
「ADの田中です。2時前に鍵を渡し、屋外のストッカーから運んでもらった」
「犯人は田中さん‥?よく食べそうだもんな。
そもそも有ったんですか?」
潤は毒づきながら田中を睨んだ。
田中は慌てて弁解した。
「ここに置いたよ!島さんのマネージャーが手配し、ストッカーに隠したケーキ!」
「もうやめて‥私ケーキなんて要らない!」
玲香がマネージャーを庇う様に叫んだ。
「やっと本音を話してくれましたね」
翔は悲しげに笑った。
最初に入った時と、今の違和感‥」
「ぁん?何が違うってんだよ」
潤が翔を伴い、その箇所を覗く。
「置き機材の位置が変わってる。事件後、誰かが動かしたんだ。ここに隠されているのは‥」
壁の床際に作られた、拳大の小さな扉。
「前の持ち主が作った物?
この草は‥この香り、レモングラスか」
「翔くん分かったの?」
「あぁ、謎はすべて解けた!」
翔は全員をコテージに招集した。
「櫻井さん、犯人が分かったのですか」
「まずは事件を整理しましょう。
当時は密室で、二宮が鍵を持っていた」
「えぇ‥でも私はケーキを1ホールも
盗み食いなんてことは‥」
「勿論違う。撮影終わりの3時に入るとすでに消えていた。では最後に見た者は?」
「ADの田中です。2時前に鍵を渡し、屋外のストッカーから運んでもらった」
「犯人は田中さん‥?よく食べそうだもんな。
そもそも有ったんですか?」
潤は毒づきながら田中を睨んだ。
田中は慌てて弁解した。
「ここに置いたよ!島さんのマネージャーが手配し、ストッカーに隠したケーキ!」
「もうやめて‥私ケーキなんて要らない!」
玲香がマネージャーを庇う様に叫んだ。
「やっと本音を話してくれましたね」
翔は悲しげに笑った。