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第62章 禁断の果実【target yellow】 by みきちん
チャンスは思いの外、早く訪れた。
「「お疲れ様です!」」
今日はニノと二人で撮影。
カメラマンの指示で寄り添った時、
いつもより身体が熱かった。
楽屋に戻ると、ニノは足早に支度を済ませる。
「お疲れー」
「ちょっと待て!」
楽屋を出ようとしたニノの腕を掴む。
「えっ?」
振り返ったニノの額に頭をくっ付けた。
「熱あるだろ?」
頬が紅く染まっている。
それは熱じゃなくて、
俺にドキッとしたんだろ?
ニノは不意討ちに弱いからな……
「ちょっと待ってろ」
俺も帰り支度をして一緒に楽屋を出た。
「心配しなくても、大丈夫だよ」
「だーめ!」
嫌がるニノを助手席に乗せて
車を発進させる。
押しに弱いニノ。
拗ねた顔をして窓の外を見つめる。
気づいてるよ?
ガラス越しに映る俺の姿を見てること。
向かったのは芸能人御用達の病院。
時間外でも融通を利かしてくれる。
検診を終え、ニノが診察室から出てきた。
「休んでな。俺、薬貰っておくから」
「ありがと」
素直に差し出した車のキーを受け取り、
駐車場に向かった。
「「お疲れ様です!」」
今日はニノと二人で撮影。
カメラマンの指示で寄り添った時、
いつもより身体が熱かった。
楽屋に戻ると、ニノは足早に支度を済ませる。
「お疲れー」
「ちょっと待て!」
楽屋を出ようとしたニノの腕を掴む。
「えっ?」
振り返ったニノの額に頭をくっ付けた。
「熱あるだろ?」
頬が紅く染まっている。
それは熱じゃなくて、
俺にドキッとしたんだろ?
ニノは不意討ちに弱いからな……
「ちょっと待ってろ」
俺も帰り支度をして一緒に楽屋を出た。
「心配しなくても、大丈夫だよ」
「だーめ!」
嫌がるニノを助手席に乗せて
車を発進させる。
押しに弱いニノ。
拗ねた顔をして窓の外を見つめる。
気づいてるよ?
ガラス越しに映る俺の姿を見てること。
向かったのは芸能人御用達の病院。
時間外でも融通を利かしてくれる。
検診を終え、ニノが診察室から出てきた。
「休んでな。俺、薬貰っておくから」
「ありがと」
素直に差し出した車のキーを受け取り、
駐車場に向かった。