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第65章 snow white by のさまじょ
雪が深々と降り積もっている。
窓が白く曇って、外もよく見えない。
熱が高いなぁ…
昨日から、だるいとは思っていたんだけど。
朝起きてみたら、喉も痛いし関節も痛い。
絶対熱があるなと思って測ってみたら、38度あった。
今日に限って、撮影で出払ってて誰も居ない。
せっかく休みのマネージャーを叩き起こすのも躊躇する。
車、運転できるかな…
水でも飲もうと部屋から出て、台所に歩いて行く。
リーダーのおばあちゃんのお家は、古い。
廊下はしびれるほどの寒さだった。
頭、痛くなったらどうしよう。
そう思いながら、身体を縮めて歩いた。
台所で冷蔵庫からペットボトルと林檎を取り出す。
”潤”と名前が書いてあるのを確認してから、マグカップに水を注ぐ。
電子レンジでチンして、ぬるま湯にしてから水を飲んだ。
「あ、やばい…」
急にくらっとして、林檎を持ったままシンクに手をついた。
その時、台所の引き戸が開いた。
「潤!?どうしたの!?」
慌てた声の主は、カズだった。
「あ…カズ…良かった…医者…」
「えっ!?頭痛いの!?」
「ちなう…風邪…」
コロンと林檎が手から落ちた。
窓が白く曇って、外もよく見えない。
熱が高いなぁ…
昨日から、だるいとは思っていたんだけど。
朝起きてみたら、喉も痛いし関節も痛い。
絶対熱があるなと思って測ってみたら、38度あった。
今日に限って、撮影で出払ってて誰も居ない。
せっかく休みのマネージャーを叩き起こすのも躊躇する。
車、運転できるかな…
水でも飲もうと部屋から出て、台所に歩いて行く。
リーダーのおばあちゃんのお家は、古い。
廊下はしびれるほどの寒さだった。
頭、痛くなったらどうしよう。
そう思いながら、身体を縮めて歩いた。
台所で冷蔵庫からペットボトルと林檎を取り出す。
”潤”と名前が書いてあるのを確認してから、マグカップに水を注ぐ。
電子レンジでチンして、ぬるま湯にしてから水を飲んだ。
「あ、やばい…」
急にくらっとして、林檎を持ったままシンクに手をついた。
その時、台所の引き戸が開いた。
「潤!?どうしたの!?」
慌てた声の主は、カズだった。
「あ…カズ…良かった…医者…」
「えっ!?頭痛いの!?」
「ちなう…風邪…」
コロンと林檎が手から落ちた。