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月イチ恒例の朝礼。

先月も成績トップだったあいつは
今日も課内の拍手喝采を一身に浴びる。


オレは手を叩く格好だけしながら
砂を噛む思いで眺めている。



あいつは、オレよりヤル気が無いのに
契約が取れる。


あいつは、オレより地味で暗いのに
人に好かれる。


あいつは、オレより努力してないのに
何でも出来る。


オレの方が、容姿も学歴も家柄も上なのに。

訳が分からない。


あいつは狡賢くて、要領が良くて
いつも一歩引いて俯瞰して
周りを小馬鹿にしてる。


苦手なタイプだ。オレとは合わない。



何より腹立たしいのは

そんなに嫌いなあいつのことで

四六時中、オレの頭は一杯だってこと。