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第69章 ホライズン by のさまじょ・ガーベラ♡・millie

躰に感じる違和感に目が覚めた。

え?潤?何してるの?

「潤?なに…してるの?」

「なにって…ナニ?」

瞬間、潤が動き出す。
一気に突き上げられて思わず声が出る。

「ああっ…なんで…」

「だって…和也あの医者に触られて感じてたじゃん?お前は俺のものなのに…」

「バカ…嫉妬…したの?」

「当たり前だろ、俺だけに熱あげてりゃいいんだよ」

その可愛い言い草に潤の行為さえも可愛く思えて思わず潤を抱きしめた。

「潤だけだよ…愛してる」

「和也…好きだ…」

熱い吐息とともにくれる言葉に溶けそうになる。

そのまま潤に追いつめられて熱を吐き出す。

自分の熱で濡れた腹に潤の熱が加わる。

熱い熱を感じながらまた眠りの淵に落ちた。


次に目が覚めた時にはすっかり体も軽くなり熱も下がっていた。

ドロドロになっていたであろうシャツは着替えさせられてて情事の跡はすでになかった。

隣に眠る潤の頬が赤い。
額に手を伸ばして確信する。
風邪、遷ったね?

「潤、起きて…ねぇ、熱あるよ、病院、行こ?」

「ん?かず?大丈夫だよ…もうちょっと寝る」

そのまま目を瞑る潤。

そっちがその気なら…。
取り出した座薬を手に潤に迫る。

「座薬と病院どっちがいい?」

<おわり>


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