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第76章 サクラ咲け by ガーベラ♡
「あっ..あの..」
「俺んちね、あんまり裕福じゃないんだ..
だから、医学部に通うのも大変でね..」
「...あっ..あの..」
「それで、学費のために、ちょっと..
だから、女がいいとか、男がいいとか、
言ってらんないって言うか..
..あっ..俺何言ってんだろ..
君にこんな話...内緒にしてね..」
「......」
もうなんていうか、言葉が出なくて。
恵まれた医者の家に育った俺には、
衝撃的なその話の内容..
もう頭の中は真っ白で、ただ綺麗な先生の
顔をじっと見ていた。
どの位そうしていたのか..
静寂の中に、街の喧騒がわずかに届く頃、
「そろそろ帰ろっか..」
そう言って大野先生は立ち上がり、
俺に右手を差し出した。
俺はその手を握ることもできず、
ただ彼の顔を見つめていた。
「嫌われちゃったかな..」
少し笑って歩き出したその背中に、
俺は弾かれたように立ち上がり言った。
「志望校に合格したら、
先生、俺に抱かれてくれない?
もちろん、お金は出すからさ~」
すると先生はニッコリ笑って、
「お金はいいよ..頑張ったご褒美にね..」
「俺んちね、あんまり裕福じゃないんだ..
だから、医学部に通うのも大変でね..」
「...あっ..あの..」
「それで、学費のために、ちょっと..
だから、女がいいとか、男がいいとか、
言ってらんないって言うか..
..あっ..俺何言ってんだろ..
君にこんな話...内緒にしてね..」
「......」
もうなんていうか、言葉が出なくて。
恵まれた医者の家に育った俺には、
衝撃的なその話の内容..
もう頭の中は真っ白で、ただ綺麗な先生の
顔をじっと見ていた。
どの位そうしていたのか..
静寂の中に、街の喧騒がわずかに届く頃、
「そろそろ帰ろっか..」
そう言って大野先生は立ち上がり、
俺に右手を差し出した。
俺はその手を握ることもできず、
ただ彼の顔を見つめていた。
「嫌われちゃったかな..」
少し笑って歩き出したその背中に、
俺は弾かれたように立ち上がり言った。
「志望校に合格したら、
先生、俺に抱かれてくれない?
もちろん、お金は出すからさ~」
すると先生はニッコリ笑って、
「お金はいいよ..頑張ったご褒美にね..」