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第88章 新学期 by のさまじょ
転任して早々、迷った。
「参ったな…ここ、どこだ…?」
生徒数5000のマンモス校。
団地のように立ち並ぶ真新しい校舎は複雑に入り組んでて、巨大な迷路のよう。
一通り案内してもらったはずなのに、どこも同じに見えてしまって、自分がどこにいるんだかわからなくなってしまった。
「確か…校舎のカラーがあるって言ってたけど…」
残念ながら、そのカラーを失念してしまっている。
方角に分けて、赤・青・黄色・紫と校舎にアクセントカラーがついているのだが…
職員室のある校舎は敷地の中心で特別に1棟だけ緑色が付いている。
そこに行きたいのに…
ここが赤色だって事はわかるんだけど。
どっちにいけば緑色にたどり着けるのか、わからない。
黄色の科学準備室から出て、紫の校舎を通って緑に行くはずだった。
しかし今俺が居るのは、赤…
「参ったなあ…」
こんな時に限って、校舎には人っ子一人居ない。
ぽつんと取り残された俺は、下手に動くこともできず、かと言って戻ることもできず立ち尽くしてしまった。
「参ったな…ここ、どこだ…?」
生徒数5000のマンモス校。
団地のように立ち並ぶ真新しい校舎は複雑に入り組んでて、巨大な迷路のよう。
一通り案内してもらったはずなのに、どこも同じに見えてしまって、自分がどこにいるんだかわからなくなってしまった。
「確か…校舎のカラーがあるって言ってたけど…」
残念ながら、そのカラーを失念してしまっている。
方角に分けて、赤・青・黄色・紫と校舎にアクセントカラーがついているのだが…
職員室のある校舎は敷地の中心で特別に1棟だけ緑色が付いている。
そこに行きたいのに…
ここが赤色だって事はわかるんだけど。
どっちにいけば緑色にたどり着けるのか、わからない。
黄色の科学準備室から出て、紫の校舎を通って緑に行くはずだった。
しかし今俺が居るのは、赤…
「参ったなあ…」
こんな時に限って、校舎には人っ子一人居ない。
ぽつんと取り残された俺は、下手に動くこともできず、かと言って戻ることもできず立ち尽くしてしまった。