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第89章 五月雨 by アロエリーナ

それからは、白濁が出なくなるまで何度も絶頂させられ、めちゃくちゃに可愛がられた。

汗だくで必死な翔ちゃんが愛しくて、もっと好きになった。

男同士のこっち側が、こんなにイイなんて…

まだ知らない色んなコト、先生から教えて貰わないと、ね。

「早く一緒に住みたいよ、雅紀」

「仰せの通り、梅雨の前には引っ越すよ」

オレの五月病とやらもすぐに治るだろう。

これからは傍に、ツライとき引っ張り上げてくれる、最愛の人が居るから。

…体力が保つか、心配だけど。


そして季節は巡り、また新年度の春がくる。

「相葉、スクールで個人の賞獲ったんだって?
すげーじゃん!ダンサーになれんじゃね?」

「たいした賞じゃないよ。ただの趣味だからさ…
ニノだって獲れると思う」

クラスに友達もできて、すっかり馴染めている。


「櫻井先生って、相葉の従兄弟なんだろ?
カッコイイし爽やかで、イイよな~
個別に補習授業とか、してくんないかな」

「狙ってんの?ウケる!うひゃひゃ」

「こら、そこの三人!授業始めるぞ」

教室に入ってきた“櫻井先生”と目が合うと
ニッと笑いかけてくれる。


…ダメだよ松潤。翔ちゃんの特別授業は
永年、オレだけの特権なんだから…♡


END

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