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第95章 ひみつ by きぃな


「んっ……」

花火も終わり、月明かりに照らされる静かな部屋

いつの間にかベッドの上に寝かされていた俺
胸に感じる鈍い痛みで目を覚ます

「さと…し……ん…っ、はぁ…っ」

胸に顔を埋める智くんの頭をそっと抱き締め、俺は恍惚の笑みを浮かべた

「っ、翔…っ、ごちそうさま」

智くんが口の端を拭って顔を上げた
その瞳はギラギラと銀色に輝く

「やっぱ翔、最高」

目を見合わせて二人で微笑う

「……ねぇ、智く…ん」

俺は智くんを見上げる

「んふふ、わかってるよ、まだまだ足りないんだろ」

俺はふふっと笑みを返す

「もっともっと俺のナカにちょうだい♡」
「ふふっ、もちろん、仰せのままに♡」

智くんが俺に覆い被さる


お互いの秘密
秘密の関係


十三夜の月が
優しく照らしていた…♡


ーお・わ・れ♡ー

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