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センチメンタルメモリー

第2章 TOKYO


車を走らせて10分ぐらいだろうか、地下の駐車場に入った。

「ここ?」

駐車場に入る前に見た大きい建物。
これが直哉にとって"普通の"マンション?

「まぁな、翼みたいな田舎者にはデカイだろーよ」

鼻で笑う直哉。
その顔はどこか余裕がある顔。
ムカつく。
この男はいつもそうだ。
期待させといてとことん堕とす。
そんな男なんだ。



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