センチメンタルメモリー
第3章 都会の夜
「なおやぁ〜もう寝よ?一緒にねれ?」
グダグダになった私はテーブル越しに直哉の袖をつかむ。
バスローブははだけて前のブラが見えていた。
「しゃーねーな、寝るか」
直哉は席から立ち私を引っ張るように椅子から立ち上げた。
「なおやぁ〜」
もう、立てない状況だった。
頭がぐらんぐらんして、熱くて、ぼーっとしちゃう。
「ったく」
歩けないと分かった直哉は私をお姫様抱っこして寝室に向かった。
「すごい!ふわふわしてる!すきぃ〜」
直哉に抱きつく。
暖かくて心臓の音が直に聞こえる。
直哉の心臓は私の心臓と同じようにドクドクいっていた。